ホーム>ISO認証取得の流れ
ISOとは、International Organization for Standardization(国際標準化機構)のことをいいます。国際的な標準を定める機関です。
ISOが制定する「組織を管理するための仕組み」をマネジメントシステムといいます。
マネジメントシステムには要求事項があり、認証を受けるには会社の仕組み(仕事の進め方)が要求事項を満たすように仕事を構築する必要があります。
ISO認証取得までの基本的な流れは各規格で同じです。
まず、ISOの規格が何を求めているかの理解と社内の推進体制を作ります。次に規格要求事項に沿ったマネジメントシステムを構築し、運用をします。
そして審査機関による審査を受け、適切な運用をしていることが認められることで認証取得となります。
1.準備
推進体制の構築 | 取得に向けた中心となるチームを作成します。 取得するISO規格の概要を把握します。 |
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キックオフ宣言 | 経営者が全従業員に対して ISO規格取得への取り組みの宣言をします。 |
2.マネジメントシステム構築
現状分析 | 現状とISO規格の要求事項とのギャップを明らかにします。 |
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ギャップ分析による仕組みの構築 | 現状の会社の仕事の進め方に対して要求事項に適合するために必要な変更や追加項目を検討します。 |
マニュアル・手順書の作成 | その結果をマニュアルや手順書等の文書に表現します。 |
社員研修 | 作成したマニュアルや手順書等に対して社員への研修を行います。 |
3.マネジメントシステム運用
現場に導入 | マニュアルや手順書等を仕事に導入します。それに従って社内の業務が遂行しているかの確認を行います。 |
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内部監査員養成セミナー | 仕組みが機能しているかどうか、社員が監査できるように、内部監査員のセミナーを実施します。 |
内部監査 | 仕事に導入した仕組みに従って社内業務が運用されているかを監査します。 |
マネジメントレビュー | 内部監査の結果や運用状況を経営者に報告して指示を仰ぎます。 |
4.審査
1次審査(文書審査) | 文書(マニュアルや手順書)が要求事項に適合してるかの審査(外部審査機関)を受けます。 |
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2次審査(現地審査) | 文書どおりに運用されているかの審査を受けます。 |
5.取得
審査を通過し、適合と運用が適切に実施されていることが認められると認証取得となります。
ISO認証取得後の維持審査と更新審査について
ISO認証は、取得してから1年後と2年後に「維持審査」、取得してから3年後に「更新審査」があります。
ISO認証を維持し続けるためには、毎年審査を受ける必要がありますので、自らが導入したマネジメントシステムに従った業務を遂行していくことになります。
これが正しくできていれば審査前に特別な準備は必要ありません。
弊社では新規ISO認証取得後できるだけ早く自らの力で継続的に改善できることを目指したコンサルティングをしていきたいと思います。
また、必要に応じて取得後の維持・更新サポートを初回更新審査(3年目)をめどに対応しております。